KICK OFF EXHIBITION FIRST BEAT
TITLE
KICK OFF EXHIBITION FIRST BEAT
DATE & OPEN
2023.10.12(木)- 2023.11.13(月)
ARTIST
7名のキュレーター(=Selector)が選んだ、合計21名のArtistによるグループ展です。
【メッセージ】
Art Beat Cafe は、クリエイターを応援するために作られたカフェ、ギャラリー、ライブのできる場所です。
今回、柿落としの展示会では、KICK OFF EXHIBITION FIRST BEAT と題して、大阪の様々なエリアで活動、活躍するクリエイターを応援する方々にキュレーターとして参加してもらいました。
ジャンル、キャリア、経験、手法も多様な作家が集まりました。
これからもこの場所が、多様で広がりのある環境を作り出せるようになるのではないかと確信しています。
プロデューサー、ディレクター
石川武志
【Selector/アーティスト紹介(敬称略)】
Selector:寺田順三
1961年大阪生まれ。 1983年デザイン事務所入社、 イラストレーションとグラフィックデザイン 2000年カムズグラフィック設立。 イラストレーションを中心にデザイン、絵本、雑貨制作、キャラクターデザインなど。 大学講師、イラストレーション教室。
■アワジトモミ
大阪生まれのうごくイラストレーター。 番組のアニメーションロゴや、SNS 宣伝画像など メディアで目立つ制作物が得意。 2016 年よりブライダル専門アニメ「オープニングうさぎ」を受注制作している。 イベントでは、「うごくにがおえ」を出店。 ロゴ、本の挿絵など動かないイラストももちろんちゃんとやります
《作品紹介》
うごくイラストを読める、木で作った本のシリーズです。 木目をページに見立てて、カバーを絵の具で書いています。 手書きのコードはスマホで読み込むことができます。
■たむら亘
京都府出身大阪府在住。 京都インターナショナルアカデミー パレットクラブ 27 期生 tete illustration class 4 期生 本業の Web ディレクターの傍らイラストレーターとしても活動。 イラストレーターとして、これまで雑誌、テレビ番組、広告、お菓子パッケージなどを担当。
《作品名:ヘルメットの男》
現在 Instagram( https://www.instagram.com/koutamurakou/ )にて、一日一絵をアップしています。その中から、もっとも色気 あるバイク乗りのおじさんをピックアップし作品にしました。
■あきやま りか
大阪生まれ、大阪在住。ステーショナリーメーカーに勤務後、作家活動を開始。 独学で始めた版画を中心にイラストを作成。パッケージ、布雑貨、雑誌など 多岐にわたる分野で活動中。年に 1、2 度のペースで個展も開催。 版画と並行して、近年は木製プレートによる作品も作成。
《作品名:おはなしのつづきは》
絵本の中から飛び出したような不思議な世界を木製プレートで表現しました。
Selector:杉浦由紀
イラストレーター/グラフィックデザイナー 雑貨、キャラクター商品を取り扱うデザイン会社でのデザイナー勤務を経て、 大阪デザイナー専門学校で教職員として学科・学校運営に従事。2022 年よ りフリーランスのイラストレーター・グラフィックデザイナーとして活動を 始める。 また 2014 年よりアーティストとして展示活動を開始。主に植物と女性をモ チーフに描いている。関西を中心に企画展やアートイベントに出展。また自 身が主催する企画展・キュレーター展を年に 1、2 回開催を継続的に行なっ ている。
■池田早秋
CD ジャケット、雑誌挿絵、装画などのクライアントワークや、 2015 年の初個展から個展・企画展への参加などを行う絵描き。 ILLUSTRATION 2022 掲載。
《作品名:夜の眠り》
主に動植物をモノクロで描いた絵を中心に アナログ線画・デジタル着彩によるほんの少しの不穏さや 静けさを感じられる絵を描いています。
■前野めり
黒糸の刺繍糸を一本取りして、白地のフェルトに刺繍。 主に下書きをせずフリーハンドで刺繍するスタイルで制作。
《作品名:猫と鳥》
鳥を狙う猫を縫いました。
■山本知佐
1979 年 愛媛県松山市生まれ。2003 年 京都市立芸術大学 美術学部 美術科 油画専攻 卒業。様々な技法を試しながら制作を続け、近年、 日常の中の見過ごしそうな風景を掬い上げ、自分の感じる光や空気感を油彩で表現。現在、京都を中心に展示活動。2018, 2020, 2021, 2022 Art Spot Korin( 京都 ) にて個展。UNKNOWN ASIA 2023 レビュアー賞( 近藤聡 賞 / 清水慎太郎 賞 / 竹村匡己 賞 / 中谷吉英 賞 )。 Instagram @chisa_yamamoto
《作品名:a little garden》
春に散歩をしていると、時々、丸いプランターに色々な植物を植えているお宅に出合う。そこでは様々な種類の植物が渾然一体となって、 独自の小さな世界を作っているように見える。この作品は、葉牡丹やパンジーが可愛らしく植えられていたプランターがモチーフ。 身近な風景から、光や空気の揺らぎ、あたたかさを、油彩によって表現したいと思っています。
Selector:麿田花朗
2001 年大阪生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科立体造形専攻所属。 大学では彫刻を学びながらも、より広い空間で表現活動がしたいとキュレーションを開始。Marco Gallery ではアシスタン トキュレーターとして活動するほか、個人では計 10 回の展覧会開催を前提としたプロジェクト” SHINSHOK” を関西の若 手作家と共に立ち上げるなど精力的に活動している。 主なキュレーション歴に ” 既知との遭遇 北浦和也 × やんツー”(2022, 京都)、” 兆し”(2023, 京都)、” 侵色 : 開始”(2023, 京都)、” 侵色 vol.2” (2023, 京都)がある。
■Shannon Kaya
カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、サウスパサデナという小さな静かな街で育つ。国籍はアメリカだが、韓国の血が流れている。日 本には 5 年前引っ越してきて、住まいはずっと京都。現在は京都精華大学・テキスタイル専攻の 4 回生。
《作品名:20230922》
多種多様な色やテクスチャーを持つ素材が織り成すイメージに惹かれ、織り・縫い・編みをメインに制作している。大学は自然に囲まれて いてよくインスピレーションを受け、自然物を作品に取り込むことが増えてきた。普段はとても大きな作品を作っているため、今回は真逆 のとても小さな作品でとても新鮮。
■やまさき
大阪府生まれ。京都芸術高等学校絵画コースを卒業後、京都精華大学へ進学し芸術学部造形学科洋画専攻に所属。現在 4 回生。
《作品名:正義の味方 #11》
警察や軍隊などの組織の制服を着用する人々を主なモチーフとしている。彼等は正義を司る存在だが、それと共に脅威をも潜めている。故 に信頼の対象にもなる一方、恐怖の対象にもなり得る。この観念からなる、人々の彼等に対する認識の食い違いへの関心を基に、絵画を中 心とした作品を制作。あくまでも彼らを普遍的なモチーフとして扱い描き続け、そして鑑賞者から得られた言葉を積み重ねていくことで、 作品の文脈を強化し、彼らを描き続けることの意義を導き出せるのではないかと考え、試みている。
■武内 信親
自らもスケートボーダーであり、スケートボードによる表現の一つとして平面や立体などの作品を制作。また、イベントでの展示など、ス ケートボード文化の魅力を次の世代に繋ぐ活動にも力を入れている。近年では、乗り終えたスケートボードの破片を使用した絵画、 「Skateboard Painting(スケートボードペインティング)」の中で様々なシリーズを発表している。
《作品名:Emotions》
少年期から始めたスケートボードは私にとって体の一部のような存在です。この素材を使って制作することは自分自身を表現することにつ ながります。今回は「欲望」をテーマに描きました。この感情との向き合い方を私自身考えることが多いためです。乗り終えたスケートボー ドの素材感も感じてほしいです。
Selector:フルタニタカハル
タンク酒場 / マスター 1994 年にアメ村にて TANK GALLERY を始める。 いろいろと経て、2021 年に心斎橋 PARCO 地下2階、心斎橋ネオン食堂街の真ん中にある TANK 酒場のマスターに。 DJ やイベント企画、アート企画など多方面で活躍。2児の父。 SNS: @furutank
■THRREE(スリー)
2019 年大阪芸術大学内にて結成。人物を描く中野龍治と植物・装飾を描く和田諒也によるクリエーションを発信。ライブペインティング・ アートワークにファッションの空気感を織り交ぜ、チームのスタイリングや空間の演出を通して “世界観全体の表現” を武器に目下活動中。
《作品名:City never sleep》
目まぐるしく変化を続ける世の中を生きる人々の様子をイメージし、生い茂る草花とその彩りが照らし出す女性像を描き “眠らない街” と して表現。 凛とした女性の表情とモノトーンのバラや葉の曲線、それぞれのモチーフが織り成すアーバンな雰囲気を一枚のキャンバスに。
■emma(絵馬)
Creater/illustrator 福岡県出身、大阪市在住。WEB 制作プロダクション、メーカー等でグラフィックデザイナー /WEB デザイナーを経て、2023 年よりフリーランスに。現在は WEB デ ザイナー / イラストレーターとして、どこか懐かしくも新しいネオポップなテイストで、企業の Web サイト、イベントキービジュアル、 広告ビジュアル等へクリエイティブを提供。また並行して、国内のグループ展・アートフェアや百貨店 POPUP 等で作品販売・展示するアー ティスト活動を展開。
《作品名:Skater Boy》
この作品は「人 × 細胞分裂」をテーマにしたシリーズ作品です。 進化の過程の細胞分裂。人のカラダは 3 ヶ月で完全に入れ替わると言われています。コロナを経て、生活のパターンや環境が変化する中で、 人々は細胞レベルで徐々に変化し、大きな変容を経験しているのではないかと感じたことがきっかけで、 このシリーズを制作し始めました。変化は時に怖いこともありますが、もっとアグレッシブ楽しんでいきたいという思いも込めて、ポップでグラフィカルなスケーターボーイ として表現しています。 この作品を通じて、動きによるカラダの変化から細胞レベルでの変化など 外と内側の変化の躍動感を楽しんでいたければ幸いです。
■Nana Matsuzawa/マツザワナナ
大阪出身イラストレーター。2012 年より活動開始。アクリル画とデジタルアートを主に制作。キャラクターグッズ、アパレルブランド、 雑貨ブラントとのコラボアイテムのデザイン、サマソニ、METROCK などの音楽フェスでのライブペイント、壁画制作でも活動。80 年代 アメリカの映画、音楽、デザイン、ファッション、カラースタイルに強く影響を受けたビビットな配色とノスタルジックな雰囲気が特徴的 なイラストを制作。自身の経験を元に、ナードで独特な視点を活かしたちょっと変てこだけど愛おしい…そんなシュールで可愛い空想の一 コマを描きます。【受賞歴】UNKNOWN ASIA 2015 BEAMS賞
《作品名:だれかのたからもの》
サンドイッチを選ぶことが日課のランチボックスのサニーは、お家の形をしているからか誰かに住んでもらうことに憧れています。ある日家を探して迷子になっていたダックスフンドのキーホルダーのルルと出会います。それからと言うもの、小さな落とし物を放っておけないサニーはルルと一緒にレスキューレンジャーを始めます。今日は怪我をしたうさぎのぬいぐるみに出会いました。怖がらせないように、元気が出るように、優しいお顔のスマイルフラワーを持ってそおっと近づきます。
Selector:原康浩
1983 年兵庫県出身 大阪在住 2004 年兵庫県立美術館で開催された「具体」回顧展に衝撃を受け独学で絵画を始める。 2015 年中崎町にアトリエ三月をオープン。現在も作家活動を続けながらギャラリーを運営する。 主な個展 2013. pinkguy gallery (Malaysia) 2017. salon mosaic 2018. salon mosaic 2021 YOD gallery
■Koichiro Kojima
1986 年 1 月大阪に生まれる。 生家は高槻で 1924 年より写真館を営んでいる。 舞台俳優、自主映画製作などを経て 2012 年、ワークショップ夜の写真学校を卒業 その後は大阪を拠点に写真作品の制作を続けている。 アナログ、デジタルを問わず、シリーズごとに異なる実験的な手法を用いた。
《作品名:Untitled( シリーズ Negative Capability より )》
■森本ありや
1994 年大阪で生まれる。 油彩やパステルなどを使って作品制作している。2017 年京都精華大学造形学部洋画コース卒業後、大阪と石川でグループ展や個展を開 催する。三菱アートゲートプログラムや神戸アートマルシェなどにも参加し、現在関西を拠点に活動している。
《作品名:Goodbye to Language》
腹の底に蓄積したファンタジーを描き出しています。描かれる者たちの場面や生態は描画の過程と同時進行で知り得ていきます。それら は現在の自分の心境や身体の状態とその都度照らし合わされて、イメージが腑に落ちた地点に言語として理解できなかった自分自身の本 音があると考えています。
■蛇目(へびめ)
1982 兵庫県神戸市生まれ。高校中退後 絵を描き始める。2007 年から展示活動、主にアクリル絵具を塗り重ねて削りだす作品を制作す る。個展・グループ展等 多数。
《作品名:Lab work》
僕の作品の基盤になっている木材は いわば「木の死体」です。そこへ絵具で作品を形作ることを 再び生命を発生させていると自己解 釈しているのです。 この強引な行為は どこかフランケンシュタインと彼の造った怪物に似ているかもしれません。 できることならば 彼らの物語のように 作品たちが不気味で 悩ましく 印象的なものであってくれたらと願っています。
Selector:吉竹千恵美
ART HOUSE 代表 2000 年より大阪堀江でアートショップ&ギャラリーを営業開始 30 代~ 40 代の作家さんを中心に作品販売と共に 1 階壁面と 2 階ギャラリーに展示会開催。
■橋本京子 Kyoko Hashimoto
大阪府高槻市生まれ 神戸市在住。成安造形短期大学 造形芸術科 日本画クラス卒 1998 年より活動を開始。現在は主に企画展、個展などで作品を発表。 目には見えないファンタジーな世界を繊細なタッチで表現する。 ” 虫も動物も人間もすべて同じ生き物” という思いを込め 内側から溢れ出す想いをポエティックに 描く。 〈受賞歴・お仕事〉 ・2016 年 日本出版美術家連盟主催「日本挿絵大賞 2016」【紀伊國屋書店賞】受賞 ・2020 年 JiLLA イラストレーションの日・記念切手イラスト採用 ・2022 年 第 48 回現代童画展 入選 ・2022 年 FUMITO&LICA 著 シンクロカード(ヒカルランド)イラスト担当
《作品名:夜椿》
生き物が眠りにつく真夜中 控えめに佇む椿 そっと風が吹き 髪が揺れ 瞬きすると ひらり落ちる その音だけが 辺りに響く
■藤本麻野子 Mayako Fujimoto
兵庫県生まれ京都在住。京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科イラストレーションコースを卒業。現在画家、イラストレー ターとして活動。主に植物をモチーフに雁皮紙に水干絵の具、岩絵の具、アクリル絵の具、墨、シャープペンシル用いて制作。花言葉 や、人を花に例える言葉があるように、人は植物を使って思いを伝えようとすることがある。詳らかになっても良いことから、伝わら ないことを願うほど密やかな思いまで。そんな植物をモチーフに自身が日頃感じている思いを作品にしています。
《作品名:手持ち無沙汰の花占い》
薔薇の入ったフレーバーティをテーマに描いた作品です。 花の香りを楽しむ穏やかな時間に、ぼんやりと花びらを一枚一枚散らし占う。密やかに誰かを想うイメージで描きました。
■フケハルカ Haruka Fuke
香川県生まれ 京都在住 植物と横向きの女の子の組み合わせをアナログな手法で制作。 レトロな配色やメランコリックな雰囲気やシンメトリーなデザインを目指している。
《作品名:Anemone(アネモネ)》
花を見たり描いたりする時に、花の方に注目しがちですが、 葉っぱも植物の種類によって形が様々で面白いのでエンブレムのようにして 背景のお花はデフォルメにして壁紙風にしてみました。
Selector:石川武志
Skleton Crew Studio / スタジオマネージャー UNKNOWN ASIA /プロデューサー Art Beat Cafe Event director 1999 年 -2017 年 大阪デザイナー専門学校で教職員として学科・学校運営、学科新設、学生指導、産学連携などに関わる。 2015 年~ UNKNOWNASIA 実行委員会にボードメンバーでアートフェアを立ち上げ 2017 年~ 株式会社 SkeletonCrewStudio に参画し、VR/AR 等の開発に携わる。 インディーゲームイベント BitSummit の運営スタッフ 2015 年~ 行政施設のクリエイティブコーディネーターやイベント企画 (大阪、神戸、京都)
■西田真菜(にしだまな)
イラストレーター。神奈川県出身。 鎌倉とインドで幼少期を暮らし、鎌倉の自然長閑な環境とインドの鮮やかな色彩感覚に影響を受け育つ。総合印刷会社での経験を経て、2015 年よりイラストレーター として独立。書籍、広告、パッケージ制作など、各方面で活動するほか、ペインティング作品の展示発表も行う。
《作品名:FACE series / HUMAN》
2022 年に屋久島で長期滞在して制作した、FACE series 作品群の 1 つです。 都会で生活していると、人間が中心に社会が回っているように、つい勘違いしてしまいますが、屋久島での生活を通じて、本来は自然を中心とした社会の中で、そ れぞれの生きものたちが暮らしている、生きもの本来の姿に気づきました。 人間も動物も植物も、大自然の中でたくましく生きている、その活き活きとした生きものたちの表情を描きたいと思い、始めたのがこの FACE series です。島で感 じた、人間が本来持っているみずみずしいパワーが伝わればと思います。
■谷内一光
1984 年京都生まれ東大阪在住の美術家。 2005 年より展覧会「谷内一光時代」を軸に国内外で多くの作品を発表。 近年では自身の SNS ア カウントにて、日々のドローイングを 1 日 2 枚発表している。パフォーマンス活動では 「絵の具舞踏」 と呼ばれる独自の表現手段を展開。 妻がデザイナーを務める服飾ブランド 「futatsukukuri」 を夫婦で運営。二児の父。
《作品名:あしたもきっとたのしい》
あしたもきっとたのしい。だから安心しておやすみ。
■あみりょうこ
1982 年生まれ、兵庫県出身。 旅が好きでいろいろな場所を訪れるうちに、その土地の文化や人を「くらし」の中で見たり触れたりしたいと思うようになり海外に住むことを決意。仕事が見つかっ たメキシコへ渡り、オアハカで版画に出会う。木版画やシルクスクリーン、昔ながらの活字を組んで印刷する活版印刷など、プリントメイキング。全般を愛し楽しむ。 プリントメイキングの面白さやメキシコの文化を共有するために各地でワークショップなども行っている。また、大好きな国メキシコのことを知ってもらうきっかけ になればと「Mexico-T Project」という T シャツのプロジェクトも主宰している。
《作品名:dando y dando, pajarito volando》
他言語の中にいる時、単語の意味は全部分かるのに文章になったら急に分からなくなることがあります。この文の直訳は「物を渡しあい、鳥が飛んでいる」で意味は 分からないのに不思議なイメージが頭に浮かびます。こういう謎映像が浮かんだ時こそその言語や国の文化を一歩深く覗ける機会だと私は思います。変だけど何とか 理解しようとするのは寛容的に世界を見ようとしている事なのかもしれません。 前半は「与える」とか「貸しあう」という意味ですが、後半は「語呂がいいだけで意味はない」のだとか。すごい意味があるのかと思いきや肩透かし。日本語でも駄 洒落があるように他言語の言葉遊びを見ることで人間の性が垣間見えるような気がします。